先進的リハビリテーション

ロボットスーツHAL
装着する人の「意志」を感知して立ち座りや歩行をアシストするロボットです。
当院では、2012年6月より導入し、主に急性期から回復期の片麻痺者の方に使用しています。体を動かそうとするとき、脳から神経系を通じて体に流れる生体電位信号を、皮膚表面に貼ったセンサーによって検出し、解析した信号に応じて同時にモーターを動かします。これにより各関節が動き、装着者の意思に合わせて歩行や立ち上がりをサポートしてくれます。患者さんの「立ち上がろう、歩こう」という「意志」をHALが読み取り、体を支えたり、脚を前に振り出すことをアシストして「患者さんに残された力を引き出すのを手伝ってくれます」。
当院では脳卒中による片麻痺の患者さんを対象に、ロボットスーツを活用した急性期リハビリに応用できないかと考え、早期回復に役立つかを検証するため導入致しました。
発症後のリハビリテーションにおいて、HALが患者さんの意志通りの動きをリアルタイムにアシストすることで、運動機能の早期回復に寄与できるか期待しています。

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免荷式歩行トレーニングシステム
reha_features_img03.jpg 2011年に本システム導入し、体重を一部軽減して行う歩行トレーニングである、免荷式トレッドミル歩行トレーニング(body weight supported treadmill training、以下BWSTT)を行っております。このシステムは立位や歩行が不可能な方であっても、ハーネスで身体を上方に牽引し、理学療法士が足の振出しを補助して、トレッドミル上で繰り返し振出しを行うことが可能となります。ご自身の力での振出しが不可能な片麻痺者の方でも使用可能であり、繰り返し行うことが実現できるため、運動機能の回復が期待されています。また、BWSTTは、ロボットスーツHALや下肢装具との併用による効果も期待でき、当院でも活用しております。
歩行神経筋電気刺激装置(ウォークエイド)
reha_features_img04.jpg reha_features_img05.jpg ウォークエイドは、装具を使用せず、歩行に合わせて腓骨神経を電気刺激することで足関節の背屈を補助し、中枢神経障害による下垂足・尖足患者さんの歩行を改善します。
「脳卒中治療ガイドライン2015」で推奨グレードBの治療法として掲載されている機能的電気刺激で、筋再教育、廃用性萎縮の防止・抑制、関節可動域の維持・増加、局所血流量の増加により、歩行能力の向上を目指す道具です。当院では備品の装具と併用して運動機能の回復を目指しております。
IVES(アイビス)
reha_features_img06.jpg reha_features_img07.jpg 手の麻痺に対して、急性期から随意運動介助型電気刺激装置(IVES)を用いたリハビリ介入をおこなっています。
IVESは、治療対象部位の筋活動電位に応じた電気刺激を与えることで、適切な運動を促すことが可能です。麻痺が重度な場合は、両側性運動による回復を期待して、非麻痺側の筋活動電位に応じて、麻痺側手へ電気刺激を与えます。また、麻痺側の手をご自分で動かせるような方は、単一の関節運動や、実際に物品を使った課題を通して適切な運動を促していきます。
IVESをおこない、改善効果が認められる場合には、改善した機能が定着するようADL訓練を並行しておこなっていきます。

メンタルコミットロボット「パロ」
2013年8月よりメンタルコミットロボ(以下パロ)を導入しております。「パロ」は多数のセンサーや人工知能の働きによって、人間の呼びかけに反応し、抱きかかえると喜んだりするほか、人間の五感を刺激する豊かな感情表現や動物らしい行動をし、人を和ませ、心を癒します。主に作業療法士が通常のリハビリと併用しながら、①心理的効果(リラックス、動機の増加)、②生理的効果(脈拍や血圧の安定)、社会的効果(患者同士や看護者とのコミュニケーションの増加等)を期待し、回復期リハ病棟に入院されている方の症状の緩和を目指しています。

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下肢装具相談(ブレースクリニック)

下肢装具は、残存機能を最大限に発揮し、移動等の安全な日常生活動作を支援するための道具です。適切に装具を使用することが安全・快適な生活を送ることにつながります。下記写真のように装具の破損・摩耗・不適合のご相談については、毎週水曜日午後13時00分のブレース・クリニックで対応しております。詳しくはリハビリテーション科まで、お問い合わせください。

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嚥下障害に対する嚥下機能評価

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VF検査場面
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VF専用車椅子
当院ではVF専用の車いすを用い被ばくの少ない装置の下、嚥下造影検査入院を行っております。問い合わせは外来又は、コールセンターへご相談ください。

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自動車運転について
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実際の路上教習場面
手足の麻痺や高次脳機能障害の影響で、自動車を運転することが難しくなる場合があります。当院では、入院中の運転を希望する患者さんに対して、注意力などの高次脳機能の検査を行い、自動車学校の教官と教習車で実地運転の評価を実施しています。